及川渉

及川渉

PROFILE

細やかに描かれた人々の表情と、同じ色のシールや紙を整列させた構成が特徴的。かつて「破壊」へと向かっていた指先のエネルギーは、折り紙を丸めるという緻密な「構築」へと見事に転換された。外界の物語に耳を傾ける静かな思索の時間、その手元では驚異的な集中力によって無数の螺旋が産み落とされている。寸分狂わぬ造形の連なりは、内なる衝動を秩序ある美へと昇華させた証である。