彩りが広がる、音とアートの輪

茨城県筑西市・下館駅改札前「ちっくんステーション」に設置されたストリートピアノが、WEB版の朝日新聞(2025年10月18日付)で紹介されました。
記事では、滋賀県高島市の楽器店が地域の子どもと協力してピアノをラッピングする新たな取り組みを紹介。その中で、筑西市のストリートピアノの事例が発想の参考として紹介されています。
地域から生まれた活動が、他地域でも新しい動きを生み出し、全国に「アートと福祉の共創のかたち」を広げていることを、大変うれしく思います。
下館駅「ちっくんステーション」のストリートピアノについて
このピアノは、地域商社 Chikusei-mine株式会社様のご協力により、社会福祉法人征峯会 障がい児・者通所支援施設ライフサポートヒラソルの利用者である小林 弘幹様のカラフルなアートでラッピングされたものです。
作品名は「植物のパーティー」。白を基調にピンク・イエロー・グリーン・ブルーの丸が軽やかに踊るように描かれ、下館駅を訪れる多くの方々に笑顔と癒しを届けています。
小林様の作品は「征峯会カレンダーコンクール」2024年度4月賞を受賞し、2025年発行のカレンダーにも採用された優秀作品です。
芸術がつなぐ共生のまちづくり
このプロジェクトは、地域の企業・福祉・アートが連携して実現した、筑西市ならではの文化発信のかたちです。
今回、他地域でも同様の発想から新しい試みが生まれたことは、地域で育まれたアートの力が社会に広がっている証といえます。
今後も征峯会では、利用者の皆さま一人ひとりの感性や創造力を社会に発信し、「最高の笑顔をあなたに」という理念のもと、地域とともに歩む活動を続けてまいります。
設置場所
下館駅「ちっくんステーション」(茨城県筑西市)
※常設展示。どなたでも自由に演奏いただけます。